チーノはちのへ(旧 イトーヨーカドー八戸店)八戸市中心街の商業施設のようなもの

チーノはちのへとは、八戸市十三日町にあるヨーカドーの抜け殻映画館と廃墟。

チーノはちのへ
cino HACHINOHE
店舗外観
店舗外観 (2016年10月撮影)
店舗概要
所在地 031-0042
青森県八戸市十三日町16
開業・閉業日 イトーヨーカドー八戸店として
1980年4月19日 - 2003年2月23日
チーノはちのへとして
2003年9月12日 - 営業中
施設名称 チーノはちのへ
施設所有者 八戸スカイビル株式会社
中核店舗 フォーラム八戸(映画館)
売場面積 約10873 m2
駐車場 直営なし(廃止)、提携駐車場3か所
前身 イトーヨーカドー八戸店(店番096?)
最寄駅
バス停
本八戸駅
十三日町バス停
外部リンク https://www.cino8.co.jp/
メニュー
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概要

八戸市中心街・十三日町にそびえたつ東北のピエリ守山商業施設。

1階・2階はファッションフロアだったが6階の空き区画に移転。4階はダンス教室が2つ。
5階が映画館(核テナント)、6階は飲食店2店1店とゲームセンター
7階は元からオフィスフロアにつき一般開放は無し。地元企業ノーザンライツ株式会社が入居いつの間にかVIANOVAに移転してた。

つまり、5・6階以外は閉鎖されている。

画像中央、オレンジの帯の下に1階路面店が所在。(2015/09/24撮影)

歴史

1980年4月19日にイトーヨーカ堂94番目の店舗イトーヨーカドー八戸店(店番096?)として開業する。
百貨店や長崎屋、緑屋(セゾン)ニチイ(マイカル)などのライバル店と激しい接戦を繰り広げる。

商圏は郊外へシフト

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ここは確かにイトーヨーカドーだった (yuiata23様)
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貴重なIY時代の写真です (k_yokado様)

順風満帆にも見えるイトーヨーカドー八戸店だったが、ラピア(1990年開業)、ピアドゥ(1998年開業、ここにイトーヨーカドー八戸沼館店が入居)、イオン下田ショッピングセンター(1995年開業)の出現により中心街全体が霞み、ヨーカ堂もこの落ち込みには勝てず2003年2月23日、八戸のみなさまに惜しまれながら閉店。ついでにスカイビルも閉鎖。

Make スカイビル Great Again

ヨーカドーが抜けた後の残りかすスカイビルは、いろいろあって運よく映画館の誘致に成功し2003年9月12日、チーノはちのへと名前を変えて第2の人生を歩み始める。

自力更生失敗

しばらくは新規テナントの増加傾向も見られたが、そこはやはりヨーカドーが捨てた立地。徐々に活力を失ってゆく(ヨーカドー跡地って八戸に限らず大体ダメになってる感)。
2006年7月、開業からわずか3年でリニューアル。もう嫌な予感しかしない。
新テナントを入居させ、オンボロビルに明るいオレンジの厚化粧を施し、過去の栄光を取り戻そうとする。

4階 アニメイトのみ営業しており、エスカレーターは停止されている。(2019/07/22撮影)

三日町のRec.(旧緑屋)閉店に伴い一部テナントがチーノへ移転してくるも尚、活気は戻らず。
年を追うごとにテナントがじわじわと閉店・移転・倒産。

公式サイトのお知らせを見ると、2015年度からいきなり過疎っている(活気の無さをなんとかごまかせる体力すらなくなった)ことが分かる。
2016年12月時点ではまだ「ファッションビル」といえる状態だったが、その後ただの雑居ビルと化し、2022年現在はとても8フロアの商業施設とは思えない惨状である

7Fはかつてヤフーのオフィスがあったが、三日町の江陽閣ビルへ移転。そこに地元企業ノーザンライツが入居するも、これまたVIANOVAへ移転。
シャッターで閉ざされていた地下と4階ダイソーの抜け殻にニトリがやってきてからは、若干ビル内の空気が明るくなったが、ニトリは沼館に帰った。
地下は一時期、個人商店が入っていたそうだが、ああいうのは目に付くところにあるから気軽に立ち寄れるのであって、わざわざ地下に潜ってまで行く店ではない。と思ったらいつの間にかいなくなってる。

ショップリスト

ここでチーノのショップリストをご覧ください。ついでに「もっと見る」をクリックしましょう。

1階 ショップリスト。かつてはたくさんのテナントが入居していたことが分かる。(2019/07/22撮影)

スクラップ秒読み

廿三日町交差点から。平日の昼間だというのに閑散としている。これで中心街を名乗れるんだから大したものだ。(2015/09/24撮影)

2021年11月9日、営業時間が11時から17時まで、わずか6時間になった。
さらに同月、1階・2階のテナント3店舗(路面店以外)が6階の空きスペースに移動。私はいよいよだと思った。
2022年1月20日、6階「美六亭」閉店。もう終わりだと思った。

2022年2月10日。ついに営業終了の報道が流れた。まだ計画段階ではあるが。
スカイビル、花亀ビル、スカイパーキングを取り壊し「商業施設」「立体駐車場」そして「分譲マンション」を建てるという。
市民の間では「中心街に一つしかない映画館はどうなるのか」「ねこカフェはどうなるのか」という懸念が聞こえてきた。それ以外話題にするところがないとか言わない

みなさまのツイート(閉鎖報道前)

みなさまのツイート (閉業まで)

みなさまのツイート (解体・そして再開発)

まだありません

解体報道前のレビュー

ヨーカドーの抜け殻を流用したファッションビル。
ここは映画館とそのオマケ、といった感じ。
しかしそのオマケが大変貧相である。

空きテナントで催事をしようと思えばできそうではあるが、そんな体力はチーノにない。スーパーも無い。駐車場は高い。
VIANOVAには地下飲食街があり、三春屋は食品売場、レストラン、喫茶店、ラーメン店がある。チーノには?喫茶店しかない。6階に。気軽にふらっと立ち寄れる場所ではない。
何をどうしても代えられない「食欲」をすぐ満たす店舗がチーノにはない。
1Fのパスタ屋は消えたし、6Fの喫茶店はまさに沼館に実質移転したヨーカドーにもある。

いっそ、VIANOVAのように、コンビニを作ればいいのかも?セブン-イレブンが来れば、IYG中心街再上陸?いや、そりゃないか。

3Fの衣料品店は、無期休業?閉店?ホームページには(10/16-10/25営業)と書いてある。

7Fはかつてヤフーのオフィスがあったが、三日町の江陽閣ビルへ移転。
シャッターで閉ざされていた地下と4階ダイソーの抜け殻にニトリがやってきてからは、若干ビル内の空気が明るくなったように思う。しかしニトリは沼館に帰った。
地下は個人商店が入ったそうだが、ああいうのは目に付くところにあるから、気軽に立ち寄れるのであって、わざわざ地下に潜ってまで行く店ではない。
と思ったらいつの間にかいなくなってる。

ラピア(長崎屋)とピアドゥ(ヨーカドー)が、中心街を捨てたのには訳があるに違いない。
私はこの過去の栄光にしがみついている八戸中心街連中は現実を直視するべきと思う。抜け殻は所詮抜け殻である。

関連項目 (未完成)

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